よくある質問
耐蝕ポンプ
小流量域で使用可能でしょうか。(10L/min未満)
最小吐出量以下ではご使用頂けません。
ポンプ型式毎に最小流量を設けています。最小吐出量以下で運転すると、ベアリングや摺動部品の潤滑・冷却不足により、ポンプが破損するおそれがあります。
ポンプの最小吐出量に関しましては、お手数ですが最寄りの営業所までお問合せ下さい。
仕様書に「防爆仕様」と有るのですが、モーター以外で何か特殊な仕様はあるのでしょうか?
取り扱われる化学薬品の爆発性、引火性により防爆エリア区分が法律で定められ駆動側の電動機はこれに該当します。
防爆構造のポンプではありませんが、爆発性、引火性を考慮される場合はFC、FCDカバーで覆われたポンプが多く採用されています。
FC、FCDカバー該当型式:MER、MET、MTA、MSX、GER、GET、GTA、TSXシリーズ
MTA型やMET型のポンプの吸込、吐出フランジを海外の規格にあわせる事はできますか?
JIS, DIN, ANSI規格に対して、ピッチと穴径は各規格に準拠しています。
機器の概算重量を教えて欲しい
下記の[機器重量表]ボタンよりご覧いただけます。
マグネットポンプと横型ポンプの使い分けについて教えて欲しい
マグネットポンプは完全無漏洩や高純度、高耐食を要求される用途に適しております。
マグネットポンプにおいて基本的に使用できない用途区分などはありませんが、すべり軸受構造を採用しているため、使用液に結晶やスラリーなどの固形分の混入が予測される場合には、摺動部を強制的に洗浄・冷却が可能な外部注水タイプの軸封装置付き横型渦巻ポンプをご提案させて頂いております。
耐蝕送風機
機器の概算重量を教えて下さい
下記の[機器重量表]ボタンよりご覧いただけます。
図面・CADデータが欲しい
ホームページのダウンロードサイトから入手可能となっております。
見積依頼に際して必要となる項目を教えて欲しい
- 容量:風量(ノルマルで指示された場合は湿り気体又は乾燥気体か確認)
- 用途:どのような設備に使用されますか?どのような用途に使用されますか?
- 設置条件:屋外又は屋内、1日運転時間(連続又は間欠)
- 取扱気体:気体名(ガス名)、濃度、温度、湿度、気体密度、混入物の有無
- 電源及び周波数:電源(50Hz/60Hz、単相/三相 など)
- 駆動方式要求:Vベルト、カップリング、直動、INV起動(顧客要求、納入仕様書確認)
- インバーター駆動可否:風量制御(直動・直結を検討する場合に必要)
- スペース:顧客要求(大形の場合必要:据付、搬入)
- 振動絶縁、騒音規制、振動規制、その他:建屋の関係から顧客要求(防振装置)、各規制からの顧客要求(振動、騒音、塗装等)、付属品
- 特別付属品の可否、送り先、送料、その他
振動や騒音が発生する原因を教えて欲しい
【ファン・ブロアに発生する騒音の原因】
- 羽根車から流出した後流とケーシング舌部との干渉による回転音があります。その周波数は羽根枚数と回転数に比例します。
- 羽根流路とケーシング内部の乱れによる渦流音があります。
- 機械的な騒音として、羽根車翼の剛性不足から発生する空力的な力によって振動を起こし、これが騒音となります。
送風機の騒音を低減する方法としましては、送風機の内部流れを良くするなど、送風機流れの効率を上げることが騒音低減に繋がります。
また、送風機は一般に空気を搬送する機器となりますので、送風機の吸込・吐出は開放状態となります。そのため、送風機内で発生したの騒音は
吸込・吐出から大気中に放射されます。その騒音対策としましては、防音カバー、サイレンサーなどで騒音源を遮断する方法が有効となります。
【ファン・ブロワに発生する異常振動、異音の原因】
- 羽根車がアンバランスの状態に陥ると異常振動と共に異音が発生します。
- 送風機、電動機の軸受部に異常が発生した際は異常振動に伴い異音が発生します。
軸受の劣化、組込不良などによる異常な振動は、軸受部に悪い影響をあたえるばかりか、羽根車破損に至る場合があります。
1ヵ月単位など定期的に軸受部の振動測定や定期点検を実施することで未然に異常発生を抑制することができ、長期に渡り使用することができます。 - 羽根車の劣化、Vベルトの劣化によっても異常振動に伴う異音発生があります。定期的な消耗部品の交換、点検作業により未然に異常発生を抑制することができます。
- 据付時、運転直後による異常振動としまして、基礎不良、固有振動数の影響による共振振動、サージングによる振動、旋回失速による振動などがあります。
直動の送風機で外部INV制御運転時の注意点(増速、減速)を教えて欲しい
INV増速運転の場合、送風機の最高回転数(設計値上限)を超えないように選定します。
INV減速運転の場合は最低周波数を(30Hz)目安に設定します。また、動力選定は商用運転時の動力で選定します。
塩ビ製とFRP製の違い、各材質の長所、短所を教えて欲しい
FRP(ガラス強化繊維プラスチック):耐食送風機に使用されるガラス繊維強化プラスチックは、耐食性に優れた不飽和ポリエステルやビニルエステル樹脂にガラス繊維等を強化材として複合したもので、優れた耐食性と高強度・高弾性を有した材料です。
FRPP(ガラス繊維強化プラスチック):軽量で使用温度が高くバランスの取れたポリプロピレン樹脂をガラス繊維で強化し、高強度・高弾性を持たせた材料です。
PVC(硬質塩化ビニル):古くから水道管等に使用されていた熱可塑性樹脂です。溶接等で複雑な形状を作ることができます。
送風機製品のターボファン、ターボブロワにおいてFRPを主要材質として使用しています。また、シロッコファンの一部でFRPPや、PVC製の羽根車を製作しています。
ターボブロワーの一部機種においてもFRPP、PVCを使用しています。
環境装置
白煙の処理について教えて欲しい
白煙とは、金属の洗浄や分解工程(分析や金属回収や精錬)において、酸溶液を加熱した際に液相よりガス化した一部が凝縮し、水分子と結合して白煙粒子化した状態を指します。
通常のスクラバーでは、粒子径が小さいため除去出来ませんので、専用の白煙除去装置(RSC型、HES型)が別途必要になります。
水蒸気の除去は出来ません。
粉塵については、別途特別設計品として設計検討が必要となります。
定期点検とメンテナンス方法について教えて欲しい
ご使用いただいている機器は、弊社サービス部門にてメンテナンスを承っております。
ファンのオイルは半年、ベルトは1年、ファン・ポンプの軸受けは25000時間で交換を推奨しております。
洗浄塔の清掃時期は、使用頻度によりますが、充填物の詰まりと循環タンク内の汚れで判断致します。
定期点検や事前点検をご依頼頂ければ、メンテナンス計画をご提案させていただきます。
機器検討に際し、関連する法律について教えて欲しい
スクラバーの設置及び運用にあたり、下記の法律が適用されます。各自治体により内容が異なりますので、設置される自治体にお問い合わせ下さい。
労働安全衛生法(有機溶剤中毒予防規則、特定化学物質障害予防規則)、大気汚染防止法、各都道府県市区町村の条例における有害ガス等の規制、水質汚濁防止法、下水道法
機器の寿命について教えて欲しい
設置場所や使用頻度により変わります。日常点検により、劣化状況を把握することを推奨致します。
FRPの劣化状況については、洗浄塔取扱説明書内[FRPの外観変化と等級]を参照ください。
別途、現地でのFRPの劣化診断も承っております。
排水量と削減方法について教えて欲しい
ガスの量・濃度・種類によって排水量は変わります。
水のみの洗浄と比較して、薬液を投入することで、排水量を減らすことが可能になります。
薬液との反応生成物の溶解度を基に排水量(液交換頻度)を設定します。