軸受は、運動体と静止体が相互に接触し、軸周方向の回転又は軸方向の往復動を支える役割を果たす機械要素である(図-6)。
図-6 すべり軸受と転がり軸受概念
図-6 a) は、運動体(回転⼜は往復動)が直接静⽌体と接触し摺動⾯を形成、これをすべり軸受と⾔う。ポ ンプで⾔えば、⽴形ポンプの⽔中軸受けやマグネットポンプの軸受構造がこれに当たる。図-6 b) は、 運動体と静⽌体が転動体(球⼜はコロ)を介してそれぞれ摺動⾯を形成、これを転がり軸受という。転動 体が球の場合を⽟軸受(ボールベアリング)、コロの場合をコロ軸受と呼び、横形ポンプでは前者を標準 的に使⽤している。