4.圧力損失/配管抵抗

配管内に液体を流す(送る)のに必要な圧⼒(図-3)。液体が流れることによって与えられた圧⼒を消費す るので圧⼒損失と⾔う。液体と配管の壁、液体同⼠との間で⽣じる摩擦により発⽣し、液体の粘度が⾼い ほど、配管が⻑い程、配管の曲がりや配管機器(バルブなど)が多いほど⼤きくなる。

  • 流体が流れる場合、管壁との間に必ず抵抗が⽣じる。
  • 特に曲がり、分岐、各種弁などが⼤きな抵抗になる。
  • この値は、流速が速いほど⼤きくなる。
  • 直管以外の付属物は、直管相当⻑に換算して計算する。

図-3

摩擦係数λは流体流れにより変わり、レイノルズ数Re よって求められる。レイノルズ数Re は慣性 ⼒と粘性⼒との⽐で定義される無次元数。値が⼩さいと層流/⼤きいと乱流と呼称。層流は流体の流 線が常に管軸に対して平⾏となる。

  • Re<2300の場合(層流)

  • Re>2300の場合(乱流)

  • 直管以外の付帯物は直管に換算して計算