三相交流電源においては、現地での送風機作動点確認を行う方法の一つとして、運転電流値から、おおよその判断を行うことができます。
電 力 P=√3・V・I・cosθ
軸動力 Lb=√3・V・I・cosθ・η
力率と電動機効率は、現場で簡易に計算する際は、おおよそ「0.8~0.9程度」としてみなします。正確には、電動機のテストレポートから引用します。
例)力率:0.85 効率:0.9 とし、運転電流値:25A 電圧:200Vとすると、
電力 P=√3・V・I・cosθ=√3・200・25・0.85・0.9=6625(W)=6.6(kW) とみなせます。
電動機効率・力率を加味した電力が電動機出力となるため、すなわち軸動力とみなすことができ、送風機の性能曲線上の作動点判断に用いることができます。