悪臭物質を薬液で洗浄して除去する方法で、処理する悪臭成分によって適切な薬品を選定し、化学的中和や酸化反応により除害・脱臭する装置です。
悪臭成分は有機物が腐敗して発生することが多く、アンモニアや硫化水素が同時に含まれていることが多いため、洗浄塔は酸洗浄塔+アルカリ洗浄塔の2塔式を採用する場合が多くなります。使用する薬品は主に、酸洗浄塔には硫酸、アルカリ洗浄塔には水酸化ナトリウム、及び次亜塩素酸ナトリウムを使用します。酸、アルカリを使用する場合は、PH計にて自動的に薬液を補給し、次亜塩素酸ソーダを使用する場合は、残留塩素濃度計にて液中の有効塩素濃度を測定して自動的に薬液を補給する事で、安定した除去性能を維持致します。