回転体方式

送風機羽根車にスプレー散水を行い、羽根車の遠心力で微細液滴を発生させ、送風機内での気液接触でガス処理を行っている装置です。低濃度の一般水溶性ガスを対象としたERS型、白煙除去用のRSC型があります。RSC型は、散水を行っている回転部に白煙ミスト流入させ、慣性作用を利用してガス流れから分離させ散水液に捕集させる方式です。慣性作用による捕集可能な粒子径は一般的に1~3μmが境界であるため、回転体方式を採用しているRSC型スクラバーでは、塩酸、硝酸、硫酸を加熱した際に発生する酸水溶液加熱蒸気ミスト(平均粒径2μm)が対象白煙ミストとなります。

回転体方式