生物脱臭塔

下水処理場から発生する臭気(硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル、アンモニア等)を微生物(悪臭分解菌)によって酸化分解し脱臭する装置です。悪臭分解菌としてはイオウ酸化細菌、硝化菌が知られています。
悪臭分解菌を生物脱臭塔内の担体(微生物の棲家に相当)に繁殖させることにより臭気が酸化分解されます。酸化分解することにより、排出物として硫酸、硝酸が生成されます。担体へ間欠または連続散水することにより、悪臭分解菌へ水分、無機塩栄養成分補給が行われるとともに生成酸(硫酸、硝酸)が排出されます。
通常、残臭対策として後段に活性炭吸着塔が設置されます。

生物脱臭塔