1.直列運転【同⼀送⾵機】
直列運転は、送⾵機を直列につないだ運転であり、これにより静圧の増加が得られます。同⼀特性の 送⾵機であれば、総合特性として2台直列運転をすると、⾵量は増加しませんが、静圧は2倍になりま す。図-5、6に⽰す直列運転【同⼀送⾵機】の運転状態を下記に⽰します。

図-5 直列運転図【同⼀送⾵機】

図-6 直列運転【同⼀送⾵機】曲線
- 「Spa」という静圧曲線を持つ同⼀特性の送⾵機を2台直列運転すると、総合静圧曲線は「Spb」と なります。
- 管路系抵抗曲線を「R」とすると、連動運転時の仕様点は、「A 点」となり、静圧は「P1」となり ます。「P1」は「P3」の2倍となります。
- また、連合運転時の各々送⾵機の作動点は、「B 点」であり、その時の軸動⼒は「Lb1」となりま す。 ・この時、1台の送⾵機を停⽌し、1台だけで運転すると、その作動点は「C 点」となり、⾵量が 「Q2」、軸動⼒が「Lb2」とそれぞれ減少します。
- ここで、既設送⾵機の能⼒アップのため、既設管路系に既設送⾵機と同⼀特性を持つ送⾵機を増設 する場合を検討します。この場合、「C点」での静圧は、既設送⾵機の作動点「B点」に移動する ため、2倍にはならず、静圧の増加は「C点−A点(P1−P2)」となります。
2.直列運転【性能の異なる場合】
特性の異なる⼤⼩の送⾵機を配置した場合、静圧のアップは⾒られますが、⾵量範囲が⼤⾵量側となる と、逆に静圧が下がることがあります。⼩さい送⾵機の最⼤⾵量を超える点で運転する場合、⼩さい送 ⾵機は抵抗となるだけで、直列の恩恵はありません。図-7、8 に⽰す直列運転【性能の異なる送⾵機】 の運転状態を下記に⽰します。

図-7 直列運転図【性能の異なる送⾵機】
それぞれ、Spa、Spbという静圧曲線を持つ2台の送⾵機を 直列運転した場合の総合特性はSpcとなる静圧曲線
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図-8 直列運転【性能の異なる送⾵機】曲線
- 今、抵抗曲線が「R1」であるとすると、直列運転時の仕様点は「A点」であり、各々の送⾵機の作 動点は「B点」、「C点」となります。
- また、⼀⽅の送⾵機を停⽌した場合の作動点は、「D点」または「E点」となります。このような 場合は、2台の送⾵機静圧の和となり、直列運転をしても有効な働きをします。
- しかし、抵抗曲線が「R2」であるような場合には、直列運転としての効果はなく、逆に1 台の送 ⾵機が抵抗となって、総合静圧は「Spa」よりも減少します。すなわち、抵抗曲線「R2」のときの 総合作動点は「F点」であり、直列運転時の「G点」よりも減少してしまいます。